KPIで業務改善

デジタル化を知りたい
先生、「重要業績評価指標」って一体何ですか?難しそうでよくわからないです。

デジタル化研究家
うん、確かに言葉は難しいね。簡単に言うと、仕事でどのくらいうまくいっているかを測るための、大事なもので、数字で表すんだよ。例えば、お店だったら、一日に売れたものの数とか、お客さんが何人来たかとかだね。

デジタル化を知りたい
なるほど。でも、なんでそれが大事なんですか?

デジタル化研究家
目標に近づいているかを数字で確認できるからだよ。例えば、お客さんをもっと増やしたい!っていう目標があったら、毎日何人来たかを数えて、目標に近づいているか、それとも何かを変えないといけないかがわかるよね。そうやって、もっと良くしていくために使うんだよ。
KPIとは。
『目標達成度合いをはかるための大切な指標』という意味の『ケーピーアイ』について説明します。ケーピーアイは、目標への進み具合を数字で測るためのものです。日本語では『重要な仕事の成果をはかるための指標』といいます。今の時点で目標へのどれくらい近づいているかを数字で把握することで、進み具合をはっきりさせます。ケーピーアイを使うことで、具体的な数字に基づいて仕事の計画を修正したり、より良くしたりできます。仕事の内容は業界や部署によって違うので、設定するケーピーアイもそれぞれ違います。例えば、営業の仕事なら、新しい契約による売り上げやお客様の数、一人あたりのお客さんから得られる平均の金額、注文の数、商談の数などがケーピーアイになります。ウェブの宣伝の仕事なら、ウェブサイトへの訪問者数、ウェブサイトで商品を買ったり資料を請求したりする人の割合、広告が表示された回数などがケーピーアイになります。人材採用の仕事なら、応募してきた人の数、面接に来た人の数、採用が決まった人の割合、採用にかかった費用などがケーピーアイになります。ケーピーアイを設定するには、まず組織全体の最終的な目標である『ケージーアイ』(Key Goal Indicator:重要な目標達成指標)を決めます。ケージーアイは数字で表し、達成できる目標にする必要があります。次に、ケージーアイを達成するために必要なことを細かく分けて、それぞれの達成基準を数字にしたものをケーピーアイとして設定します。ケーピーアイを設定することで、組織全体の目標を個人の目標に落とし込むことができます。個人が何をすべきかが明確になり、改善すべき点も見えるようになります。また、数字で目標が示されることで、評価の基準が統一され、社員を公平に評価することにもつながります。
KPIとは

大切なお仕事の結果を測るためのものさし、それが「重要業績評価指標」、略して「KPI」です。 これは、会社全体や、部署ごとの目標への進み具合を、数字でハッキリと示すためのものです。
たとえば、会社の最終目標が売上高10億円だとしましょう。この大きな目標を達成するためには、会社全体で力を合わせ、それぞれの部署がそれぞれの役割を果たす必要があります。それぞれの部署が、どれくらい成果をあげれば良いのか、それを数字で示すのが「KPI」です。
例えば、営業部は、新しいお客さんをどれだけ獲得できたか、その人数を「KPI」に設定できます。 新しいお客さんが増えれば、会社の売上増加に直接つながります。マーケティング部は、会社のホームページにどれだけの人が訪れたかを「KPI」として設定できます。ホームページへの訪問者数が増えれば、会社の商品やサービスに興味を持つ人が増え、結果的に売上につながる可能性が高まります。製造部は、作った製品の不良品の割合を「KPI」として設定し、その割合を減らすことを目指します。不良品が少なければ、それだけコストが削減でき、利益が増えることになります。
これらの「KPI」は、ただ設定するだけでは意味がありません。定期的に、例えば毎週や毎月、その数字を確認することが大切です。 数字を見ることで、目標への進み具合が分かります。もし、目標よりも遅れていたら、その原因を調べ、対策を考えなければなりません。例えば、新しいお客さんの獲得数が目標よりも少なかった場合、営業のやり方を変えてみたり、新しい商品を開発する必要があるかもしれません。
このように、「KPI」は、目標達成への進み具合を確かめ、必要に応じて進路を修正するための、いわば羅針盤のような役割を果たします。「KPI」をうまく活用することで、会社全体の目標達成に大きく貢献できるのです。
| 部署 | KPI | KPI達成による効果 |
|---|---|---|
| 営業部 | 新規顧客獲得数 | 売上増加 |
| マーケティング部 | ホームページ訪問者数 | 商品・サービスへの関心向上、売上増加 |
| 製造部 | 製品不良率 | コスト削減、利益増加 |
KPI設定の重要性

仕事を進める上で、成果を上げるためには、まず目標を定めることが大切です。しかし、ただ漠然と「売り上げを伸ばす」といった目標を掲げるだけでは、具体的に何をすれば良いのか分かりにくく、効果的な行動につながらないことがあります。そこで重要になるのが、KPI(重要業績評価指標)の設定です。KPIとは、目標達成度合いを測るための具体的な指標のことです。
例えば、「売り上げを伸ばす」という漠然とした目標を、「新規のお客さまを月に10社獲得する」というKPIに置き換えてみましょう。こうすることで、営業担当者は具体的な行動目標を持つことができ、日々の業務をどう進めれば良いのかが見えてきます。新規のお客さまを獲得するために、新たな販路を開拓したり、既存のお客さまへのフォローを強化したりと、具体的な行動計画を立てやすくなります。
KPIは、進捗状況を目に見える形にするためにも役立ちます。目標に対する達成度合いを数値で把握することで、現状の課題や改善点を明確に捉えることができます。例えば、月の半ばで新規のお客さまの獲得数が目標の半分にも満たない場合、現状のやり方に問題があると考えられます。そこで、営業方法を見直したり、新たな販売戦略を立てたりすることで、目標達成に向けて軌道修正を行うことができます。
さらに、KPIは社員の評価を公平に行うためにも有効です。感覚的な評価ではなく、具体的な数値に基づいて評価を行うことで、評価基準が明確になり、偏りのない公正な評価制度を築くことができます。また、社員一人ひとりの成果が可視化されることで、社員のやる気を高めることにもつながります。
このように、KPIは目標達成、進捗管理、社員評価など、様々な場面で活用できる重要な手段です。適切なKPIを設定することで、組織全体の成果向上に大きく貢献することができます。
| KPIのメリット | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| 目標達成 | 漠然とした目標を具体的な行動目標に置き換えることで、効果的な行動につなげる | 「売り上げを伸ばす」という目標を「新規のお客さまを月に10社獲得する」というKPIに置き換える |
| 進捗管理 | 進捗状況を数値で把握することで、現状の課題や改善点を明確に捉え、軌道修正を行う | 月の半ばで新規顧客獲得数が目標の半分にも満たない場合、営業方法を見直す |
| 社員評価 | 具体的な数値に基づいて評価を行うことで、公平な評価制度を築き、社員のやる気を高める | 数値に基づいた評価で、評価基準を明確化し、偏りのない評価を行う |
KGIとの関連性

成果指標(KPI)を定める際には、まず重要目標達成指標(KGI)をはっきりとさせる必要があります。KGIとは、最終的に目指すべき目標のことです。たとえば、売上高を10億円にする、顧客満足度を90%にするといったものがKGIとして設定されます。KGIは、組織全体の目標を示すものであり、KPIはこのKGIを達成するための具体的な方法となります。
KGIを達成するためには、どのようなKPIを設定すれば良いのかを注意深く検討する必要があります。例えば、KGIを「売上高10億円」と設定した場合、KPIとして「新規顧客獲得数」「既存顧客への追加販売数」「ウェブサイトへのアクセス数」などが考えられます。これらのKPIを達成することで、KGIである「売上高10億円」の達成に近づくことができます。
KGIとKPIは、車の両輪のような関係にあります。KGIが目的地を示す地図だとすれば、KPIはそこへたどり着くための道案内です。両方が揃って初めて、目標達成への道筋が見えてきます。KGIを設定せずにKPIだけを設定しても、目指すべき方向が分からず、成果を上げることは難しいでしょう。
KGIを設定する際には、組織全体の戦略や経営方針を踏まえることが重要です。また、KGIは具体的で測定可能なものにする必要があります。「売上を上げる」といった抽象的な表現ではなく、「売上高10億円」といった具体的な数値目標を設定することで、進捗状況を把握しやすくなります。さらに、KGIは、達成可能な範囲で設定する必要があります。あまりにも高すぎる目標を設定してしまうと、社員のモチベーションが低下する可能性があります。
KGIとKPIを適切に設定し、それらを定期的に見直すことで、組織全体の成果向上に繋げることができます。
| 項目 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| KGI (重要目標達成指標) |
最終的に目指すべき目標 | 売上高を10億円にする 顧客満足度を90%にする |
| KPI (成果指標) |
KGIを達成するための具体的な方法 | 新規顧客獲得数 既存顧客への追加販売数 ウェブサイトへのアクセス数 |
| KGIとKPIの関係 | 車の両輪のような関係。 KGIは目的地を示す地図、KPIはそこへたどり着くための道案内。 |
|
| KGIの設定 | 組織全体の戦略や経営方針を踏まえる。 具体的で測定可能なものにする。 達成可能な範囲で設定する。 |
「売上を上げる」ではなく「売上高10億円」 |
様々な部署でのKPI例

仕事を進める上で、目標達成度合いを測る物差しとなるのが主要業績評価指標です。部署によって仕事の内容が違えば、当然見るべき指標も変わってきます。それぞれの部署でどのような指標を見るべきか、具体例を挙げて見ていきましょう。
まず、会社の売上を直接的に担う営業部署では、新規の顧客獲得数が重要な指標となります。新しい顧客を獲得することで、将来の売上増加へと繋がるからです。もちろん、売上高自体も重要な指標です。加えて、一顧客あたりの売上高も重要になります。顧客を獲得するだけでなく、いかに顧客に商品やサービスを多く買ってもらうかも売上増加には欠かせないからです。
次に、顧客を呼び込むための活動を行う販売促進部署では、自社発信の媒体への来訪者数や問い合わせへの転換率、見込み顧客獲得数といった指標が挙げられます。どれだけ多くの人に自社商品やサービスを知ってもらい、興味を持ってもらうかが重要となるからです。
続いて、製品を作る製造部署では、不良品の発生率、製品を作る効率、製品を作るのにかかった費用といった指標が大切になります。高品質な製品を、いかに速く、いかに安く作れるかが、会社の利益に直結するからです。
最後に、人に関する部署では、人材確保にかかった費用、退職する人の割合、社員の満足度などが指標となります。より少ない費用で優秀な人材を確保し、長く働いてもらうためには、社員が満足して働ける環境を作る必要があるからです。
このように、部署によって役割が違えば、見るべき指標も違ってきます。部署全体の大きな目標達成に役立つ指標は何かを考え、適切な指標を設定することが大切です。また、同じ部署内でも、チームや個人の役割によって、適切な指標は変わることもあります。状況に合わせて柔軟に指標を設定することで、目標達成をより効果的に進められるようになります。
| 部署 | 指標 | 理由 |
|---|---|---|
| 営業 | 新規顧客獲得数、売上高、一顧客あたりの売上高 | 将来の売上増加、売上増加 |
| 販売促進 | 自社発信媒体への来訪者数、問い合わせへの転換率、見込み顧客獲得数 | 認知度向上、興味関心の向上 |
| 製造 | 不良品発生率、製品の製造効率、製品の製造費用 | 高品質、迅速な製造、低コスト |
| 人事 | 人材確保費用、退職率、社員満足度 | 優秀な人材確保、長期雇用、良好な労働環境 |
KPI設定の注意点

仕事における成果を測るための数値目標、いわゆる成果指標を設定する際には、いくつか気を付けるべき点があります。何よりも大切なのは、手が届きそうな数値目標を設定することです。目標値が高すぎると、社員のやる気を削いでしまうかもしれません。反対に、目標値が低すぎると、組織全体の成長を妨げることになりかねません。ちょうど良い目標設定が肝心です。
また、成果指標は定期的に見直す必要があります。周りの環境や組織内部の状況変化に合わせて、指標の内容を調整していくことが大切です。一度設定したらそれで終わりではなく、定期的に見直し、より良くしていく必要があります。
そして、成果指標はあくまで目標を達成するための手段であることを忘れてはいけません。成果指標の達成ばかりに気を取られすぎて、本来の目的を見失ってしまうこともあるので注意が必要です。成果指標は目標達成のための道具として、正しく使うことが重要です。
具体的には、指標は少なすぎても多すぎてもいけません。少なすぎると、重要な点が測れず、全体像が見えにくくなります。多すぎると、管理が複雑になり、どれが重要なのか分からなくなってしまいます。適切な数の指標を選び、バランス良く成果を測ることが大切です。
さらに、成果指標は、社員全員が理解し、共有できるものでなければなりません。指標の意味や、それがどのように組織全体の目標に結びついているのかを、きちんと説明する必要があります。指標が理解され、共有されて初めて、社員一人ひとりが自分の仕事と向き合い、目標達成に向けて努力するようになります。適切な成果指標の設定と運用を通じて、組織全体の成果向上を目指しましょう。
| ポイント | 詳細 |
|---|---|
| 適切な目標値の設定 | 高すぎず、低すぎない、社員のやる気を高め、組織の成長を促す目標値を設定する。 |
| 定期的な見直し | 環境や状況の変化に合わせて、指標の内容を調整し、より良くしていく。 |
| 手段としての認識 | 成果指標はあくまで目標達成のための手段であり、本来の目的を見失わないようにする。 |
| 適切な指標の数 | 少なすぎず、多すぎず、重要な点を測りつつ、管理しやすい数の指標を設定する。 |
| 社員への共有と理解 | 指標の意味や組織目標との関連性を説明し、社員全員が理解し、共有できるようにする。 |
まとめ

目標達成の度合いを測る重要な尺度、それがKPI(重要業績評価指標)です。KPIは、目指すべき最終的な目標(KGI重要目標達成指標)を達成するために、具体的な行動目標を数値化し、進捗状況を把握するためのものです。つまり、KGIという大きな目標に向かうための道しるべとなる小さな目標をKPIとして設定し、定期的に進捗状況を確認することで、軌道修正を行いながら目標達成を目指すのです。
KPIを設定する際には、いくつかの重要なポイントがあります。まず、達成可能な数値目標を設定することです。高すぎる目標を設定してしまうと、社員のモチベーション低下に繋がり、逆効果となる可能性があります。現状をしっかりと分析し、努力すれば手が届く現実的な目標を設定することが重要です。次に、設定したKPIを定期的に見直すことです。市場環境や事業状況の変化に合わせて、KPIも柔軟に変更していく必要があります。定期的な見直しによって、KPIを常に最適な状態に保つことができます。
KPIはあくまでも目標達成のための手段であり、KPIの達成自体が目的となってしまっては意味がありません。例えば、売上高をKPIとして設定した場合、売上高を上げるためだけに不要な商品を販売したり、顧客に無理な契約を迫ったりするような行動は避けるべきです。KPIは、組織全体の業績向上に貢献するためのツールであることを忘れてはなりません。
各部署はそれぞれ異なる役割と特性を持っています。そのため、KPIを設定する際には、各部署の特性を理解し、KGIに合致した適切なKPIを設定することが重要です。例えば、営業部であれば売上高や新規顧客獲得数、顧客満足度などがKPIとして考えられます。一方、開発部であれば、新製品開発数や製品の品質、開発期間の短縮などがKPIとなるでしょう。それぞれの部署が、組織全体の目標達成にどのように貢献すべきかを明確にし、それに基づいてKPIを設定することで、最大限の効果を発揮することができます。
適切なKPIの設定と活用は、組織の成長に大きく貢献します。KPIを通じて進捗状況を把握し、問題点を早期に発見することで、迅速な対応が可能となります。また、社員のモチベーション向上や業績向上にも繋がり、組織全体の目標達成、そして更なる成長へと繋がるでしょう。
| KPI設定のポイント | 詳細 | 注意点 |
|---|---|---|
| 達成可能な数値目標の設定 | 現状を分析し、努力すれば届く現実的な目標を設定する | 高すぎる目標は社員のモチベーション低下に繋がる |
| 定期的な見直し | 市場環境や事業状況の変化に合わせてKPIを柔軟に変更する | KPIを常に最適な状態に保つ |
| 各部署の特性を理解し、KGIに合致したKPIを設定 | 各部署の役割と特性を考慮し、組織全体の目標達成にどのように貢献すべきかを明確にする | 例:営業部(売上高、新規顧客獲得数、顧客満足度)、開発部(新製品開発数、製品の品質、開発期間の短縮) |
| KPIはあくまでも目標達成のための手段 | KPIの達成自体が目的となってはならない | KPI達成のためだけに不要な行動は避ける |
