IEEE802.3

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イーサネット:社内ネットワークの基礎

職場や家庭で機器を繋ぐ際に利用されている「イーサネット」。今では、情報機器を繋ぐ技術として当たり前のように使われていますが、実は意外と歴史のある技術です。イーサネットが生まれたのは、今から50年ほど前の1970年代のことです。興味深いことに、開発当初のイーサネットは、ハワイにある火山を観測するための無線ネットワーク技術を参考に作られました。遠く離れた火山の活動を監視するために使われていた技術が、今では世界中で情報機器を繋ぐための基盤となっているとは、実に感慨深いものがあります。その後、1980年代に入ると、米国の電気電子技術者協会(IEEE)によってイーサネットの規格が標準化されました。これは、異なる会社が作った機器同士でも、問題なく通信できるようにするための共通の取り決めです。この標準化が、イーサネット普及の大きな転換点となりました。もし規格が統一されていなかったら、それぞれの会社が独自の規格で機器を作ることになり、互換性が失われていた可能性があります。そうなれば、機器を繋ぐたびに規格を確認する必要が生じ、機器の導入や運用に大きな負担がかかっていたことでしょう。IEEEによる標準化のおかげで、異なるメーカーの機器でも繋がるという、今となっては当たり前の環境が実現しました。この互換性の確保が、イーサネットの普及を大きく加速させ、世界中に広まるきっかけとなったのです。現在では、パソコンや印刷機をはじめ、様々な情報機器を繋ぐ上で、イーサネットは欠かせない技術となっています。まさに、情報化社会を支える縁の下の力持ちと言えるでしょう。
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EEEで実現する省エネなネットワーク構築

電気を節約する仕組みを持つ、イーサネットという通信技術について説明します。イーサネットは、今や私たちの暮らしに欠かせない、情報機器をつなぐための技術です。家庭ではインターネットや家族間での情報共有に、会社では仕事を進めるための連絡や情報のやり取りにと、あらゆる場面で利用されています。ところが、これらの機器は常に動いているため、多くの電気を消費し、電気料金がかさみ、環境にも負担をかけているという問題があります。そこで登場したのが、電気を節約するイーサネット、通称EEEです。EEEは、情報機器同士が情報のやり取りをしていない時に、機器の使う電気を減らす技術です。例えるなら、道路で車が走っていない時に信号を消すようなものです。普段は信号を点けて備えていますが、車がない時は電気を消して省エネします。EEEも同じように、情報機器が情報のやり取りをしていない時間を感知し、その間は機器の働きを一時的に止めたり、電気をあまり使わない状態に切り替えます。これにより、消費する電気を大幅に減らすことができます。このEEEは、電気と電子機器の専門家が集まっているアメリカの学会で正式な技術として認められ、今では多くの情報機器に搭載されています。家庭や会社で使うパソコンや周辺機器、更に大きな会社の情報システム機器などにも使われています。EEEを使うことで、電気料金の節約だけでなく、地球環境にも優しくなります。今後、ますます多くの機器にEEEが搭載され、私たちの暮らしを支える情報機器が、環境にも優しくなっていくことが期待されています。
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ギガビットイーサネット:高速ネットワークへの道

計算機の処理能力が向上し、情報網の利用が広がるにつれ、従来の10メガビット毎秒や100メガビット毎秒といった通信速度では情報網の速度が処理の足かせとなる場面が増えてきました。図書や映像といった多くの情報をより速く送受信するには、より広い帯域の情報網が必要不可欠です。そこで登場したのが、ギガビット・イーサネットです。ギガビット・イーサネットは、1秒間に1ギガビット、つまり1000メガビットという高速な情報伝達を可能にする技術です。この革新的な技術は、情報網の速度を飛躍的に向上させ、様々な分野での進歩を支える基盤となりました。例えば、高画質の動画配信や大容量ファイルの転送、遠隔医療、オンライン学習など、多くの情報伝達を必要とする場面でギガビット・イーサネットは力を発揮します。高速の情報網は、単に情報を速く送受信できるだけでなく、新たな活用方法を生み出す可能性も秘めています。例えば、多くの情報をリアルタイムで処理することで、工場の自動化や交通管制システムの高度化、都市機能の効率化といった社会基盤の整備に役立ちます。また、仮想現実や拡張現実といった、臨場感あふれる体験を提供する技術にも高速の情報網は不可欠です。ギガビット・イーサネットの登場は、情報化社会の進展を加速させる大きな転換点となりました。今後も技術革新は続き、更なる高速化、大容量化が進むことで、私たちの生活はより豊かで便利なものになっていくでしょう。高速の情報網は、未来社会を支える重要な役割を担っていくと考えられます。