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データ活用

ビッグクエリで実現する高速データ分析

「ビッグクエリ」とは、巨大な情報の宝庫ともいえる「データウェアハウス」の一種で、米国の情報通信企業であるグーグル社のクラウドサービスを通じて提供されています。企業活動を記録した情報や顧客の購買履歴など、事業運営に関わる膨大な量の情報を蓄積、整理、分析するための基盤として活用され、現状把握や将来予測といった経営判断に役立てられています。従来のデータウェアハウスでは、自社でサーバー機器を用意して管理する必要がありました。そのため、導入や運用に多大な手間と費用がかかっていました。しかし、ビッグクエリは、サーバーの管理が不要なので、導入や運用にかかる手間と費用を大幅に抑えることができます。まるで水道のように、必要な時に必要なだけ利用できるため、情報量の増減に合わせた柔軟な対応が可能です。急激な情報量の増加にも自動的に対応できることも、ビッグクエリの特徴です。従来のデータウェアハウスでは、情報量の増加に伴い、処理速度の低下やシステムの停止といった問題が発生することがありました。ビッグクエリは、情報量に応じて処理能力を自動的に調整するため、膨大な情報を常に高速で処理できます。処理能力の高さも大きな利点です。ペタバイト級という、とてつもなく巨大な情報に対しても高速な分析を実現します。そのため、複雑な分析や大規模な情報処理が必要な場合でも、迅速な結果を得ることができ、事業の意思決定を加速させることができます。これにより、企業は変化の激しい市場環境にも機敏に対応できるようになり、競争優位性を築くことが期待できます。
セキュリティ

ゼロトラストを実現するBeyondCorp

近ごろ、会社のネットワークの境目がぼやけてきています。社員はオフィスだけでなく、家や喫茶店など、いろいろな場所から会社のシステムを使うようになりました。このため、従来の、会社ネットワークの内側だけを守れば良いという考え方では、安全を保てなくなっています。外からの侵入を防ぐだけでは、もう十分とは言えないのです。そこで、注目されているのが「ゼロトラスト」という考え方です。ゼロトラストとは、すべてのアクセスを疑って、常にチェックするという安全対策の方法です。そして、このゼロトラストを実現するサービスの一つとして、グーグルクラウドが提供する「ビヨンドコープ」があります。ビヨンドコープは、会社のシステムを使う際に、社員のいる場所や使っている機器の種類に関わらず、必ず本人確認と利用許可を求めます。これにより、会社のネットワークの内外に関係なく、同じ安全基準を適用できるようになります。たとえば、カフェで無線LANを使っていても、オフィスにいるときと同じように安全に会社のシステムを使えるのです。従来の方法では、会社のネットワークの外部からアクセスする場合、仮想私有網(VPN)などを利用して接続するのが一般的でした。しかし、VPN接続では一度接続が確立されると、その後の通信は暗号化されるものの、アクセス元の信頼性については検証されません。つまり、VPN接続自体が攻撃経路となるリスクがあります。ビヨンドコープは、このリスクを解消し、より安全なアクセスを実現します。ビヨンドコープを導入することで、場所を選ばずに安全に仕事ができるようになり、社員の働き方もより柔軟になります。また、セキュリティの強化にもつながり、情報漏洩などのリスクを低減できます。これから、ビヨンドコープの概要とメリット、導入方法について詳しく説明していきます。