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製造業

ABCで原価管理を見直そう

ものや仕事にかかるお金を計算するやり方の一つに、活動基準原価計算というものがあります。これは、それぞれの活動にどれくらいお金がかかっているかを細かく見ていくことで、より正しいお金のかかり具合をわかるようにする方法です。昔ながらの計算方法では、工場の家賃や電気代といった、直接ものを作るためのお金ではないけれど必要な費用を、作ったものの数や作業時間などをもとに、単純に割り振っていました。たとえば、作ったものの数が多ければ、その分だけ多くの費用を割り振るといった具合です。しかし、色々な種類のものが作られるようになり、作り方も複雑になってくると、このような単純な割り振り方では、正しいお金のかかり具合を捉えるのが難しくなってきました。そこで登場したのが活動基準原価計算です。この方法では、ものを作るために必要な一つ一つの作業に注目し、それぞれの作業にどれくらいお金がかかっているかを調べます。例えば、製品の設計、材料を集める、実際にものを作る、検査する、出荷するといった作業ごとに、どれくらい費用がかかっているかを分析します。設計には設計にかかる費用、材料を集めるには集めるための費用といった具合です。このように、それぞれの作業ごとにお金のかかり具合を細かく見ていくことで、どの作業にお金がかかっているかがはっきりとわかります。そして、その結果をもとに、お金のかかる部分を減らしたり、作業のやり方をより良くしたりすることができるようになります。つまり、活動基準原価計算は、単にお金のかかり具合を知るだけでなく、どうすればお金を節約できるか、仕事をもっと効率的にできるかを考えるための大切な道具となるのです。