暗黙知

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人材活用

知識を生み出すSECIモデル

人は様々なことを知っていますが、これらの「知っている」には大きく分けて二つの種類があります。一つは言葉で表すのが難しい、感覚的な知識です。これは暗黙知と呼ばれ、例えば自転車に乗る時の体のバランス感覚や、熟練した職人さんの研ぎ澄まされた技などがこれに当たります。このような知識は、実際に経験を積み重ねることで初めて身につくもので、言葉で説明しようとしてもなかなかうまく伝えられません。そのため、他の人と共有することも容易ではありません。もう一つは、言葉や図表などで表現できる知識です。こちらは形式知と呼ばれ、例えば製品の使い方を説明した説明書や、会社の業績をまとめた報告書、建築物の設計図などが例として挙げられます。形式知は目に見える形ではっきりと表現されているため、理解しやすく、他の人にも伝えやすいという特徴があります。会議の資料や教科書の内容なども、この形式知に含まれます。このように、暗黙知と形式知はそれぞれ異なる性質を持っていますが、互いに全く関係がないわけではありません。例えば、熟練の職人が自分の技術を弟子に伝える際には、言葉で説明できる部分は形式知として伝え、言葉では伝えられない部分は実際に作業を見せることで暗黙知として伝えます。また、最初は暗黙知として体得していた技術も、繰り返し実践し分析していくうちに、形式知として整理できるようになることもあります。このように、暗黙知と形式知は互いに影響し合い、変化し続けることで、私たちの知識はより豊かで深いものになっていきます。
IT活用

知識管理:企業の宝を活かす

知識管理とは、組織内に散らばっている様々な知識を集約し、共有し、有効に活用するための活動です。組織が活動する中で得られた知見や専門的な技術、成功した事例や失敗した事例など、あらゆる種類の知識が対象となります。これらの知識を適切に管理することで、組織全体の能力向上、生産性向上、そして新しい価値の創造に繋げることができます。知識は、組織にとって大変貴重な財産と言えるでしょう。個々の社員が持っている知識や経験は、組織全体の財産となります。しかし、これらの知識が共有されずに個々の頭の中にとどまっているだけでは、価値を発揮できません。例えるなら、宝を埋めたままにしておくようなものです。知識管理は、まさにこの宝を掘り起こし、磨き上げ、組織全体で活用するための取り組みです。知識管理を進めるためには、まず、組織内にどのような知識が存在するのかを把握することが重要です。社員が持つ専門的な技術、過去のプロジェクトで得られた教訓、顧客からの意見など、様々な知識を洗い出し、整理する必要があります。次に、これらの知識を共有するための仕組みを作ることが重要です。社内掲示板やファイル共有システムなどを活用したり、定期的に会合を開いたりするなど、社員同士が気軽に知識を交換できる場を設けることが大切です。さらに、集めた知識をただ保管するだけでなく、実際に活用していくことが重要です。例えば、過去の成功事例を参考に新しい事業を展開したり、失敗事例から学び同じ過ちを繰り返さないようにしたりすることで、組織の成長に繋げることができます。また、知識を体系化し、誰でも容易にアクセスできるように整備することも重要です。知識管理システムを導入するなどして、必要な知識を必要な時にすぐに取り出せるようにすることで、業務の効率化を図ることができます。知識管理は、組織の継続的な成長にとって欠かせない取り組みです。組織内に眠っている知識を活かすことで、競争優位性を築き、未来を切り開くことができるでしょう。