ハードウエア EEEで実現する省エネなネットワーク構築
電気を節約する仕組みを持つ、イーサネットという通信技術について説明します。イーサネットは、今や私たちの暮らしに欠かせない、情報機器をつなぐための技術です。家庭ではインターネットや家族間での情報共有に、会社では仕事を進めるための連絡や情報のやり取りにと、あらゆる場面で利用されています。ところが、これらの機器は常に動いているため、多くの電気を消費し、電気料金がかさみ、環境にも負担をかけているという問題があります。そこで登場したのが、電気を節約するイーサネット、通称EEEです。EEEは、情報機器同士が情報のやり取りをしていない時に、機器の使う電気を減らす技術です。例えるなら、道路で車が走っていない時に信号を消すようなものです。普段は信号を点けて備えていますが、車がない時は電気を消して省エネします。EEEも同じように、情報機器が情報のやり取りをしていない時間を感知し、その間は機器の働きを一時的に止めたり、電気をあまり使わない状態に切り替えます。これにより、消費する電気を大幅に減らすことができます。このEEEは、電気と電子機器の専門家が集まっているアメリカの学会で正式な技術として認められ、今では多くの情報機器に搭載されています。家庭や会社で使うパソコンや周辺機器、更に大きな会社の情報システム機器などにも使われています。EEEを使うことで、電気料金の節約だけでなく、地球環境にも優しくなります。今後、ますます多くの機器にEEEが搭載され、私たちの暮らしを支える情報機器が、環境にも優しくなっていくことが期待されています。
