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IoT

免許不要で使える無線周波数帯、ISMバンドとは?

無線を使う電波は、目には見えないけれど、私たちの生活を支える大切なものです。その電波の通り道である周波数は、限られた資源であり、誰かが勝手に使ってしまえば他の誰かが使えなくなってしまいます。そこで、世界中で電波をうまく使うために、国際電気通信連合という組織が周波数の割り当てや管理を行っています。その中で、「産業、科学、医療」といった分野に広く使われている周波数帯のことをISMバンドといいます。ISMバンドは、電子レンジや無線LAN、ブルートゥースなど、私たちの身近にある様々な機器で使われています。例えば、食べ物を温める電子レンジは、ISMバンドの中の2.45ギガヘルツという周波数帯を使っています。これは、水の分子を振動させて熱を発生させるのに適した周波数なのです。また、パソコンやスマートフォンでインターネットに接続する際に使う無線LANも、ISMバンドを利用しています。ISMバンドの特徴は、免許がなくても使えることです。誰でも使える周波数帯だからこそ、多くの機器で利用されています。しかし、誰でも使えるということは、同時に多くの機器が同じ周波数帯を使う可能性もあるということです。そのため、ISMバンドを使う機器は、他の機器からの電波の影響を受けにくく、また、他の機器に影響を与えにくいように設計されています。ISMバンドのように、特定の機器のために確保された周波数帯があることで、私たちは安心して様々な機器を使うことができます。電波は目に見えませんが、私たちの生活を便利で豊かにするために、様々な形で活躍しているのです。今後も新しい技術の発展とともに、周波数の有効活用はますます重要になっていくでしょう。