開発期間短縮

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製造業

ものづくりにおけるCAE活用

ものづくりは、世の中に新しい品を生み出す大切な営みです。昔から、新しい品を作るには、何度も試作品を作り、壊しては改良を重ねる必要がありました。このやり方は、多くの時間と費用がかかる上に、改良にも限界がありました。しかし、計算機の登場によって、ものづくりのやり方が大きく変わろうとしています。計算機支援によるものづくり、いわゆる計算機支援工学を使うことで、品づくりの現場は革新を迎えつつあります。計算機支援工学とは、計算機の力を借りて、品の設計や性能試験を行う方法です。これまでのように、実際に品を作るのではなく、計算機の中に仮想の品を作り、様々な状況下での性能を模擬試験します。たとえば、新しい乗り物を開発する場合、実際に衝突試験を行うのは費用も時間もかかります。しかし、計算機上であれば、何度でも試験を繰り返すことができ、費用を抑えながら安全性を高めることができます。また、建物を設計する場合も、地震や強風など様々な状況を想定した試験を行うことで、建物の強度や安全性を事前に確認できます。計算機支援工学を使うことで、試作品を作る回数を減らし、開発期間を短縮できます。さらに、材料の無駄も減らせるため、環境にも優しくなります。また、様々な条件下での性能試験を行うことで、より高品質で安全な製品を開発することが可能になります。従来の方法では難しかった、複雑な形状や構造の設計も容易になり、より高度な技術革新を後押しします。このように、計算機支援工学は、ものづくりの現場において、開発期間の短縮、費用の削減、高品質化、環境負荷の低減など、多くの利点をもたらす強力な手段と言えるでしょう。これからのものづくりは、計算機支援工学なしには考えられない時代になりつつあります。
IT活用

RADで開発を高速化!

「迅速な応用ソフト開発」を意味する「RAD(Rapid Application Development)」は、開発期間を短縮するための手法です。まるで螺旋を描くように、試作品を作っては評価・改良を繰り返すことで、段階的に完成度を高めていきます。そのため「螺旋型開発」とも呼ばれます。従来の開発手法、いわゆる滝のように各工程を順番に進める手法とは大きく異なります。従来の手法では、計画・設計・実装・テスト・運用という工程を順番に進めるため、一度進めた工程を後戻りすることは困難でした。しかし、RADは柔軟性とスピードを重視し、試作品を早期に作成することで、利用者や開発者など関係者間で認識のずれを修正し、開発リスクを早期に発見できます。RADの中心となるのは、試作品開発と繰り返し開発です。まず、必要最小限の機能を備えた試作品を開発します。この試作品を利用者に実際に使ってもらい、意見や要望を収集します。そして、収集した情報に基づいて試作品を改良し、再度利用者に評価してもらいます。このサイクルを繰り返すことで、利用者のニーズに合った応用ソフトを迅速に開発できます。RADは、変化の激しい現代社会において特に有効な開発手法と言えるでしょう。市場のニーズや技術の進歩は目まぐるしく変化するため、従来のように時間をかけて完璧な計画を立てても、完成する頃には既に時代遅れになっている可能性があります。RADであれば、変化に柔軟に対応しながら開発を進めることができるため、常に最新の技術やニーズを取り入れた応用ソフトを提供できます。この迅速な対応は、開発プロジェクトを成功に導く鍵となります。