遠隔実行環境

記事数:(1)

IT活用

場所を選ばない働き方:オフプレミスとは

オフプレミスとは、自社で情報処理の設備を持たずに、インターネットを通じて外部の計算機環境を利用する仕組みです。社内にサーバやソフトウェアなどを置くのではなく、サービス提供業者の計算機群や、インターネット上の仮想的な計算機資源を借りて利用します。これらの外部資源は、まるで雲のように広がっていて、必要な時に必要なだけ利用できることから「雲」を意味する英語でクラウドとも呼ばれています。従来は、企業が情報システムを構築する際には、自社の建物内にサーバやネットワーク機器などを設置し、管理運用するのが一般的でした。しかし、オフプレミスでは、これらの設備を自社で保有する必要がなく、必要な機能を必要な期間だけ利用できるため、初期費用を抑え、運用コストを削減できます。また、設備の保守や管理もサービス提供業者が行うため、企業は本来の業務に集中できます。オフプレミスの利用形態は様々です。例えば、電子計算機全体を借りる場合や、必要なソフトウェアだけを借りる場合、データの保管場所として利用する場合などが考えられます。利用者は、インターネットに接続できる機器さえあれば、いつでもどこでもサービスを利用できるため、場所を選ばない働き方が求められる現代において、大変注目されています。また、災害発生時などでも、データの保全や業務継続を容易にすることから、事業継続計画(BCP対策)としても有効な手段です。オフプレミスは、柔軟性、費用対効果、事業継続性といった多くの利点を提供するため、企業の情報システム戦略において重要な選択肢となっています。利用するサービスや提供業者を適切に選択することで、企業の競争力強化や業務効率の向上に大きく貢献することが期待されます。