IT活用 みんなでつくる、みんなで使う:オープンソースの力
誰もが使えるように、設計図を公開する仕組みのことを、オープンソースと言います。この設計図とは、コンピューターの部品とも言えるソフトウェアを作るための指示書、つまりソースコードのことです。ソースコードは、コンピューターにどのように動けば良いかを命令する、いわば設計図のようなものです。通常、企業が新しいソフトウェアを作る場合、その設計図であるソースコードは社外秘として扱われます。しかし、オープンソースの場合は、この重要な設計図を誰でも見られるように、無料で公開しているのです。誰でも自由に、設計図を見たり、書き換えたり、コピーして配ったりできるのです。これは、美味しいお菓子のレシピを公開するようなものです。公開されたレシピを使えば、誰でも同じお菓子を作ることができますし、砂糖の量を減らしてみたり、新しい材料を加えてみたりと、自由に改良を加えることもできます。そして、改良したレシピを他の人に教えたり、販売することも可能です。ソフトウェアも同じように、ソースコードが公開されていることで、世界中の人が改良や開発に参加できるようになります。そのため、より早く、より使いやすく、より多くの人に役立つソフトウェアへと進化していくことができるのです。例えば、ある人がプログラムの動きを速くする改良を加え、別の人が新しい機能を追加するといった具合に、多くの人が協力することで、ソフトウェアは急速に発展します。また、利用者は自分の好みに合わせてソフトウェアを調整することも可能です。このように、オープンソースは、みんなで協力してより良いものを作るという、新しいソフトウェア開発の形と言えるでしょう。
