ハードウエア 有機ELテレビ:未来のテレビ体験
動画や写真は、実は静止画の連続によって作られています。パラパラ漫画のように、たくさんの絵を短い時間に次々と入れ替えることで、あたかも動いているかのように見せているのです。この静止画一枚一枚を「フレーム」と呼び、一秒間に何枚のフレームを表示するかを「フレームレート」と呼びます。フレームレートが高いほど、滑らかな動きになります。テレビやパソコン、スマートフォンなどの画面には、小さな光の点がたくさん並んでおり、それぞれの色と明るさを調整することで映像を表示しています。これらの光の点は「画素」と呼ばれ、画素の数が多いほど、きめ細かい映像になります。最近のテレビでよく聞く「4K」や「8K」といった数字は、この画素の数を表す指標の一つです。数字が大きいほど、画素数が多く高精細な映像になります。液晶テレビは、画面の後ろから光を当て、液晶という物質で光の量を調整することで映像を表示します。液晶自体は光を発しないため、常に後ろから光を当て続ける必要があります。この光を遮ることで黒色を表示しますが、完全に光を遮断することは難しいため、黒色が少し白っぽく見えてしまうことがあります。一方、有機ELテレビは、画素自体が発光する仕組みのため、後ろからの光は必要ありません。必要な画素だけを発光させることができるので、黒色は完全に光を消すことができ、漆黒のような深い黒を表現できます。また、液晶テレビに比べて色の変化が速いため、動きの速い映像でも残像感が少なく、より自然で鮮やかな映像を楽しむことができます。そのため、スポーツ中継や映画鑑賞などで、よりリアルな映像体験を求める人に向いています。
