IT活用 遠隔操作を実現するRPCとは?
遠隔手続き呼び出し、略して遠隔手続呼び出しとは、離れた場所にある計算機の仕組みを、まるで自分の計算機上にあるかのように扱うことができる技術です。自分の計算機で動かしている仕組みの一部として、別の計算機にある仕組みを呼び出し、その結果を受け取ることができます。例えて言うなら、電話をかけるようにして、遠くにある計算機に指示を出し、その返事を受け取るようなものです。電話をかける人が、受話器の向こうにいる人に頼みごとをするように、自分の計算機から、ネットワークを通じて別の計算機に処理を依頼します。そして、相手が頼みごとを済ませたら、その結果を電話で教えてくれるように、依頼された計算機は処理結果を呼び出し元の計算機に返します。この技術は、計算機同士が連携して動作する様々な場面で利用されています。例えば、大きな商店の会員情報を管理する際に、会員の購買履歴を記録する計算機と、会員の住所などの個人情報を管理する計算機が別々に存在する場合を考えてみましょう。会員が商品を購入すると、購買履歴を記録する計算機は、遠隔手続呼び出しを使って、個人情報を管理する計算機に会員の住所を問い合わせます。そして、受け取った住所を使って、商品の配送手続きを進めることができます。このように、遠隔手続呼び出しを使うことで、複数の計算機を連携させて複雑な処理を実現したり、一つの計算機にすべての処理を集中させずに負荷を分散させたりすることが可能になります。会社の中の事務連絡網のように、計算機同士が情報をやり取りすることで、より効率的に作業を進めることができるのです。インターネットや会社内の連絡網など、計算機が網の目状に繋がった環境であれば、この技術を使って様々な処理を行うことができます。
