IT活用 通信の道しるべ:メトリック
インターネットの世界では、データがどのように目的地まで届くのか、不思議に思ったことはありませんか?まるで手紙のように宛先が書かれているわけではありません。実は、データはいくつもの通り道の中から最適な経路を選んで進んでいきます。その経路選びの基準となるのが「指標」です。この指標は、通信相手までの道のりの遠さを示すもので、道案内の標識のような役割を果たします。目的地までの道のりは、実際の距離で測るのではありません。例えば、東京から大阪までデータを送る場合、東京と大阪の直線距離ではなく、中継地点となる機器の数や通信速度、回線の混雑具合などを総合的に判断します。経由する機器の数を例に挙げると、3つの機器を経由する経路と、4つの機器を経由する経路があれば、3つの方の経路が近いと判断されます。データはこの経路を通って送られるのです。このように、指標は様々な要素を考慮して決められます。通信速度が速い経路は、たとえ経由する機器が多くても、早くデータが届くため、良い経路と判断されることもあります。また、回線が混雑している経路は、データが渋滞に巻き込まれるように遅延するため、避けるべき経路と判断されます。状況に応じて最適な経路を選ぶことで、データはスムーズかつ迅速に目的地まで届くのです。インターネット上では常に膨大な量のデータが行き交っていますが、この指標のおかげで、私たちは快適に情報を得たり、やり取りしたりすることができるのです。
