IT活用 SMB入門:ファイル共有の仕組みを理解する
中小企業などを指す言葉として「エスエムビー」とよく耳にすることがありますが、情報技術の分野では、「サーバーメッセージブロック」の略語として使われています。これは、計算機同士が情報をやり取りするための手順の一つです。特に、マイクロソフト社のウィンドウズという基本処理手順が使われている計算機同士で、印刷機や記憶装置を共同利用するために欠かせないものです。この手順を使うと、自分の計算機から、まるで自分の計算機の中にあるかのように、他の計算機の中の資料を開いたり、印刷機を使ったりすることができます。遠く離れた場所に置かれた印刷機でも、あたかも自分の部屋にあるかのように使うことができるのです。サーバーメッセージブロックは、依頼する側と応答する側といった役割分担によって成り立っています。依頼する側の計算機を「依頼側」、応答する側の計算機を「応答側」と呼びます。例えば、資料を開きたい場合、依頼側の計算機は応答側の計算機に「この資料を開きたい」という依頼を送ります。すると、応答側の計算機は依頼された資料の情報を依頼側の計算機に送り返します。このように、サーバーメッセージブロックは、依頼側が応答側に要求を送り、応答側がそれに応えるという手順を繰り返すことで情報のやり取りを実現しています。この仕組みは、複数人で資料や印刷機を共同利用する上で、なくてはならない技術となっています。ネットワーク上で資料や印刷機の共同利用を可能にする、縁の下の力持ちと言えるでしょう。
